「無印Kindle」とも呼ばれるKindle6インチモデル。
本体が軽く、独自のディスプレイは目に優しく快適でとても気に入っています。
Kindleを購入してずっと迷っていたのがカバーをどうするか。
カバーを「つける」「つけない」悩みますよね。
「軽さ」こそが最大のメリットだと感じていたので、カバーは必要ないと思っていました。
しかし、カバーなしのKindle本体には、軽くて薄い反面どこか不安になる「チープさ」も感じていました。
扱うのに少し気をつかうんですよね。
もっと気軽に使いたいということでカバーをつけることにしました。
純正カバーならではの一体感のあるカラーやデザイン、そして安心感に魅力を感じ購入しました。
この記事ではKindle6インチモデル用Amazon純正ファブリックカバーを実際使った感想をお伝えします。
・Kindle6インチ純正カバーをレビュー
・重さは気になる?
・なぜ高い純正カバーを選んだのか

なぜ高い純正カバーを選んだのか

Kindle純正カバーの価格は3,980円と数あるカバーの中でも高価格になります。
それでも純正カバーを選んだ理由は「一体感」と「安心感」です。
Kindle本体のマッチャカラーは本当におしゃれで見るたびに気分が上がります。
本体カラーとの一体感は純正ならでは。
所有欲を満たすデザインで高級感もあり、とても気に入っているポイントです。
そして純正品という安心感も大きいです。
サードパーティー製のカバーは種類がたくさんあり、選ぶのが大変。
なかには商品説明が曖昧で素材やディティールが不明のものも。
サイズが合わないなど当たりはずれのリスクも考えられます。
その点、純正品なら不安がありません。
商品の完成度、手間やリスクを考えると納得の価格だと思っています。
- デザインや色に統一感を持たせたい人
- たくさんの商品から選ぶ手間を省きたい人
- 信頼できる商品を購入したい人
実際に使った感想
本体とマッチしたカラーと一体感のあるデザイン








さすが純正、サイズはぴったりで色も本体とマッチしています。


重さは本体と合わせると252gです。
高級感のある素材と便利機能

表面、裏面とも固くしっかりとしたつくりになっており、本体を保護してくれます。
表面素材はザラザラとした質感で高級感あり。
滑りにくく持ちやすいです。

カバー内側はやわらかいマイクロファイバー。
画面を傷つける心配はありません。

マグネットが内蔵されていて、しっかりと閉めることができます。
鞄のなかで不用意に開いてしまう心配はありません。
また、折り返すとしっかりと背面にくっつき、ブラブラしません。
開閉だけでON/OFF オートスリープ機能の快適さ

カバーを開くと自動でスリープが解除されます。
この機能は使う前は全く必要だと思っていませんでした。
電源ボタンを押すだけですからね。
でも使ってみると便利!
Kindleの電源ボタンは本体の下側にあって、手に持った状態ではボタンの位置を目視することができません。
ボタンを押すたびに手探りで位置を確認しなければならないんですね。
そしてボタンを押してからスリープ解除まで若干のタイムラグがあります。
慣れればどうということはないんですが地味にストレス。
ボタンが上側についていればもっと使いやすいのに。
カバーを開いて裏側にたたむ動作をしている間にスリープが解除されている。
すぐ読み始められる。
閉じるだけでスリープ状態。
快適。
カラーは4種類
純正カバーはこのファブリックカバーのみでカラーは全4種類。
ピンク、ブラック、ブルー、マッチャから選べます。
本体の色と合わせてもいいですし、ピンクやブルーもおしゃれですね。




正直ここは気になるデメリット
一番のネック、重さ

せっかくのKindleの軽さが失われるのは事実です。
カバーの重さが97g。
Kindle本体の重さが実測で155g。
合わせると252g。
カバーをつけるとかなり重くなるという印象です。
252gというとかなり厚い文庫本より重いです。
家にあった文庫本の重さをはかってみたところ、ほとんどの文庫本が200g以下、一番重いものでも220gでした。
文庫本より軽いのがKindle6インチモデルの良さ。
これはかなり気になる部分で最大のデメリットといえます。
思い切ってカバーをはずすことで重さを克服
手が疲れてきたら、カバーをはずすことにしました。
カバーデザインの特徴として上下が大きく開いています。
防御力が多少そがれるものの、脱着しやすいというメリットにもなっています。
カバーの装着方法は、位置を合わせて軽く押し込むだけ。

はずすときは角の隙間に指をかけることで簡単にはずすことができます。
これまで何度も脱着していますが本体に傷がついたり、カバーが緩くなったりという不具合はありません。
短時間の使用ならカバーをつけたまま、長時間の読書で手が疲れてきたらカバーを外す、と使い分けることでデメリットを克服しています。
指が当たって痛い問題の解決

どうやってKindleを持っていますか?
私は左手で、小指もしくは薬指で本体を支えるようにして持つのですが、カバーの尖った部分が指にあたるのがすごく気になりました。
これはカバーのふちが開けやすいように細くなっていることが原因です。

カバーを裏側に折り返すときに、少しずらすことで指が当たらないようにしています。
マグネットのおかげで、決めた位置からずれてくることはありません。
防水性能はない

目立たない場所に水をこぼしてみました。
少し撥水加工がしてあるようで、すぐに拭き取れば問題はありませんでした。
しかし、時間とともにどんどんとしみ込んでいきます。
ジュースなどをこぼすと、おそらくとれないシミになると思います。
表面がザラザラとしたファブリックカバーなので、TPU素材などに比べて汚れはつきやすいように感じました。
また、アルコールを直接スプレーするのも避けたほうがいいでしょう。
いらないと思っていたカバーが必要だと思った理由

もともとKindleを買ったのは「気軽に快適に読書をしたい」という想いからでした。
文字の読みやすさやカスタマイズ性といった「快適さ」は、Kindle本体だけで十分に満たされます。
しかし、問題は「気軽さ」でした。
私の考える「気軽さ」とは、「気をつかわず、雑に扱える」ということです。
薄く軽いというメリットと表裏一体で、Kindleを使っていて気になったのが本体のチープさ。
プラスチックの本体に、スマホのガラスディスプレイに比べて頼りない画面。
そして2万円弱という価格も相まって、無意識に優しく丁寧に扱ってしまうんですよね。
Kindleのおかげで、せっかく読書の頻度も増えたので、もっと気楽に扱いたいと思うようになりました。
雑な性格なので、ついつい上に物を置いてしまったり、落としてしまったりするんですよ。
ごちゃごちゃものが置いてある机でも気にせず、外出する時は鞄にさっと放り込み、寝室で寝転んで読み、読み終わったらその辺にポンと置く。
紙の本のように気軽に使える道具にしたかったのです。

純正カバーで「大切に使う」と「気軽に使う」を両立できた
- 高価なデバイスだから壊したくない、傷つけず「大切に使いたい」
- 道具として、紙の本のように「気軽に扱いたい」
この一見、矛盾する願いを同時に満たしてくれるのが、純正カバーでした。
一番のデメリットである「重さ」が気になっていましたが、家でじっくり読む時などはカバーをはずすことでそれほど気にならなくなりました。
「値段が高い」「重い」というデメリットは確かにありますが、純正品ならではの安心感と利便性に価値を感じています。