ペダルを後から取り付けて、自転車にアップグレードできるバランスバイク「へんしんバイク2」
3才の娘へクリスマスプレゼントとして購入しました。
早いもので、練習を始めてから半年以上経ちました。
バランスバイクモードで上手に乗れるようになったので、ついにペダル取り付けです。
へんしんバイク2の真の実力を開放するときが来ました。
待望の自転車デビューです!
ペダル取り付けのタイミングは?
ブレーキで止まれるようになろう
ペダルを取り付けるタイミングは、「ブレーキ操作ができるようになったら」が、一つの目安です。
ブレーキ操作を先に覚えたほうが良い理由
- ペダルをつけて自転車モードにすると、簡単にスピードが出るようになる。
- ペダルが邪魔で、足だけで止まるのが困難に。
- ペダルを漕ぐことが難しいため、ブレーキの操作を忘れてしまう。
まずはバランスバイクモードを、上手に乗りこなせるようになりましょう。
それからブレーキの練習に移ります。
娘は3才ですが、初めはブレーキの操作がまったくできませんでした。
手が小さく、握力も足りないため、ブレーキを握ることができません。
それでも、練習しているうちに握力がついてくるようで、だんだんとブレーキを握れるようになっていきます。
ブレーキを握ることを覚えると、「ブレーキぎゅっだよ!」という掛け声にあわせて、ブレーキをかけられるようになりました。
「ペダルつけて!」
自分でブレーキを操作できるようになった頃から、「ペダルを付けて自転車にできるんだよ」と伝えていました。
でもバランスバイクが楽しいようで、「まだいい」という返事が。
苦労して練習したので、上手に乗れることがとても嬉しいようです。
しばらく、バランスバイクをご機嫌に乗り回していると、ある日突然「ペダルつけて!」と催促されました。
同じ年齢くらいの子供が、公園で上手に自転車に乗っているのを見て、感化されたようです。
突然言われたので驚きましたが、親が判断してペダルを取り付けるよりも、子供にタイミングを任せたほうが、本人のやる気にもつながるのかなと感じました。
取り付け方法 注意点とポイント 自宅でできる?
チェーンカバー以外は、小さなダンボール箱に入っています。
固定用ボルトを通すワッシャーの順番に注意しましょう。
この時点で、ボルトはまだ仮止めです。
後輪側からチェーンをかけていきます。
クランクを回すと完全にかかります。
ペダルの左右に注意します。
緩まないようにしっかりと固定しましょう。
step1 取り付け部品の確認
![へんしんバイク2 ペダル 部品](https://www.arukamo2.com/wp-content/uploads/2021/07/IMG_5981-1024x560.jpg)
へんしんバイク2本体が入っていた大きなダンボール箱の中に、小さなダンボール箱が入っています。
チェーンカバー以外の部品はこの箱に入っているので、中身を確認していきます。
- ペダルシステム
- ペダル(2個)
- チェーン
- スタンド
- 反射板 (赤白)
- ネジ、ワッシャー類
- チェーンカバー(小箱には入っていません)
おそらくこの小さなダンボールを開けるのは久しぶりだと思うので、足りない部品がないかよく確認しましょう。
取り付けに使用する工具は、プラスドライバー付きレンチとスパナです。
どちらも付属しているので、改めて準備する必要はありません。
ただし簡易工具なので、手持ちの工具のほうが使いやすいです。
![レンチとスパナ](https://www.arukamo2.com/wp-content/uploads/2021/07/IMG_5982-1024x616.jpg)
部品の確認が終わったら、ペダル取り付けの前に、後輪についている歯車(スプロケット)をきれいにしておくことをオススメします。
けっこう砂やほこりで汚れています。
頑張ってバランスバイクの練習をした証拠ですね。
この汚れをそのままにしておくと、チェーンをかけたときに「ジャリジャリ」と音がします。
チェーンをかけた後では、掃除しにくくなるのでこの時点でキレイにしておきましょう。
![へんしんバイク2 スプロケット](https://www.arukamo2.com/wp-content/uploads/2021/07/IMG_5990-1024x547.jpg)
![へんしんバイク2 スプロケット](https://www.arukamo2.com/wp-content/uploads/2021/07/IMG_5992-1024x519.jpg)
step2 ペダルシステムの取り付け
怪我、汚れ防止のため、手袋をしましょう。
![へんしんバイク2 ペダル取り付け](https://www.arukamo2.com/wp-content/uploads/2021/07/IMG_5985-1024x534.jpg)
まず本体をひっくり返します。
この時ハンドルとサドルが地面についてしまうので、保護するため下に何か敷いたほうが良いかもしれません。
次にペダルシステムをフレームに固定します。
固定用ボルトは2箇所です。
(調整用ボルトはペダルシステムに付属しています)
ペダルシステムがぐらつかいない程度に仮止めしましょう。
チェーンを掛けてから増し締めします。
![ペダルシステム取り付け](https://www.arukamo2.com/wp-content/uploads/2021/08/4b1a9fc9e8c7f692ac5414c800bb30c9-1024x538.jpg)
この時、本体固定用ボルトにワッシャーを2種類通します。
ワッシャーの順番に注意してください。
![固定用ボルト ワッシャー](https://www.arukamo2.com/wp-content/uploads/2021/07/IMG_5987-1024x453.jpg)
step3 チェーン取り付け
![へんしんバイク2 チェーン取り付け](https://www.arukamo2.com/wp-content/uploads/2021/07/IMG_5989-1024x525.jpg)
![へんしんバイク2 チェーン取り付け](https://www.arukamo2.com/wp-content/uploads/2021/08/b057f796dfb4820f116ce9d6428d3964-1024x538.jpg)
まず後輪の歯車にチェーンをかけます。
そして、ペダルシステム側歯車の上、半分くらいにかけていきます。
![へんしんバイク2 チェーン取り付け](https://www.arukamo2.com/wp-content/uploads/2021/08/8a478f19a81d9e146f9fb527dd1e0649-1024x538.jpg)
力をいれて、クランクアーム(ペダルを取り付ける柄の部分)を矢印の方向へ回転させます。
チェーンが完全にかかるまで回転させましょう。
![へんしんバイク2 チェーン取り付け](https://www.arukamo2.com/wp-content/uploads/2021/07/IMG_5995-1024x538.jpg)
クランクを回転させると「カラカラカラ」と、音がすることがあります。
これはカバーとチェーンが接触しているためです。
カバーはグッと力をいれると、上下に動かすことができるので、チェーンと接触しない位置に調整しましょう。
クランクを回し、チェーンがスムーズに回ることを確認したら、仮止めしていたボルトを完全に締めます。
まず、ペダルシステム固定用のボルト2箇所を締めます。
次にチェーン調整用ボルトを締めますが、締めすぎに注意しましょう。
![へんしんバイク2 調整ボルト](https://www.arukamo2.com/wp-content/uploads/2021/07/IMG_5998-1024x538.jpg)
加減がわからず、完全にボルトが動かなくなるまで締めたところ、チェーンが張りすぎて回らなくなってしまいました。
調整用ボルトは締めると、チェーンがどんどん張っていきます。
チェーンがスムーズに回る位置に調整しましょう。
もし調整用ボルトを締めすぎてしまったら、調整用ボルトを緩め、さらにペダルシステム固定用ボルトを緩めましょう。
固定用ボルトを緩めなければ、チェーンを緩めることができません。
調整用ボルトはペダルシステムを抑え、安全性を高める効果もあるので、ゆるすぎるのもダメ。
チェーンの防錆と潤滑のため、チェーンオイルを塗布しました。
スムーズな走行にはチェーンオイルは不可欠です。
安いもので構わないので、定期的に注油しましょう。
![へんしんばいく2 チェーンオイル](https://www.arukamo2.com/wp-content/uploads/2021/07/IMG_6013-1024x546.jpg)
![](https://www.arukamo2.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
電動自転車用に購入したオイルがあったので、使用しました。
値段も手頃で使いやすいのでオススメです。
チェーンカバー取り付け
チェーンがスムーズに回ることを確認したら、カバーを取り付けます。
![へんしんバイク2 カバー取り付け](https://www.arukamo2.com/wp-content/uploads/2021/08/4955439e99ff716028ee84d09666c10c-1024x538.jpg)
チェーンカバーを、おおまかな位置に合わせると、上の画像の状態になります。
チェーンカバーについている突起と、ペダルシステム側の切れ込みを合わせ、はめこみます。
![へんしんバイク2 カバー取り付けネジ](https://www.arukamo2.com/wp-content/uploads/2021/08/7980951e45e2458d87f69eb100b2c8eb-1024x538.jpg)
![へんしんバイク2 カバー取り付けようネジ](https://www.arukamo2.com/wp-content/uploads/2021/07/IMG_6004-1024x539.jpg)
チェーンカバー取り付けは、1箇所ネジで固定して終了です。
step4 ペダル取り付け
![へんしんバイク2 ペダル取り付け](https://www.arukamo2.com/wp-content/uploads/2021/08/01273d7063f2a54e8f58705cfb580d0f-1024x538.jpg)
ペダルは左側、右側と決まっています。
この場合の左右というのは、バイクが起きている状態で、乗車する姿勢での左右になります。
私は「あれ?ハマらないぞ…」としばらく考え込みました。
![へんしんバイク2ペダル取り付け](https://www.arukamo2.com/wp-content/uploads/2021/07/IMG_6000-1024x527.jpg)
手で軽く取り付けたあと、スパナでしっかりと固定します。
この時、締め込み方向が左右で反対になります。
- 右側が時計回り
- 左側が反時計回り
step5 スタンド・反射板の取り付け
反射板取り付け
![へんしんバイク2 反射板取り付け](https://www.arukamo2.com/wp-content/uploads/2021/08/c2d34df85d952c96c293f9898da44605-1024x538.jpg)
反射板は、赤色と白色があります。
赤をサドル、白をハンドルに取り付けましょう。
それぞれネジで止めます。
ハンドルが一番下の位置にある場合、反射板を取り付ける隙間がありません。
ハンドルを少し上げましょう。
スタンド取り付け
![へんしんバイク2 取り付け位置](https://www.arukamo2.com/wp-content/uploads/2021/08/4ea5a8e9dee1f03b76efb5f83d0474e7-1024x538.jpg)
![へんしんバイク2 スタンド](https://www.arukamo2.com/wp-content/uploads/2021/07/IMG_6007-1024x547.jpg)
スタンドは、ネジ2本で取り付けます。
取り付け場所が狭いので、少し手間取りました。
普通のドライバーより、付属のドライバー付きレンチのほうが作業しやすかったです。
以上で自転車モードの完成です!
![へんしんバイク2 ペダル取り付け](https://www.arukamo2.com/wp-content/uploads/2021/07/IMG_6011-1024x683.jpg)
ペダル取り付け方法は、Youtubeで公式サポート動画が配信されています。
へんしんバイク2組み立てサポート
乗車前に必ず安全点検を行いましょう。
特に、自分でペダルシステムを取り付けた場合はネジの締め方がゆるい場合があります。
練習で何度も転んだり、ぶつけたりするとペダルやネジが緩んできます。
安全点検を行い、各部分の増し締めを行いましょう。
さあ、自転車モードで練習だ!
自転車モードになってから、「難易度がかなり上がった」と思いました。
ペダルを取り付けた直後は、あんなに上手に乗れていたバイクに、まったく乗れませんでした。
まずペダルが邪魔で、足けりで進む事ができないどころか、押すこともままなりません。
娘も初めは、かなり困惑したようです。
それでも頑張って練習し、わずか3回ほどの練習で自転車に乗れるようになりました!
この時役に立ったのが、メルマガです。
ユーザー登録をすると定期的に、練習方法などが書かれたメールマガジンが送られてきます。
このメルマガのアドバイスが、実に的を射た内容でとても参考になりました。
練習でつまづくポイントがよくまとめてあり、思わず「そうそう、あるある」と頷きながら読みました。
さらに、レッスン動画のURLも添付されてくるので合わせて確認しておくと、とてもわかりやすかったです。
また最初の練習には、工具を持参することをオススメします。
実際に自転車に乗っているのを見ると、少しサドルとハンドルが低いなと気付きました。
練習を見ながら、乗りやすいポジションに調整してあげると良いと思います。
練習では何回も、転んだりぶつけたりします。
するとペダルやボルトが緩んできました。
組立時の締め付けが、少し足りなかったようです。
必ず安全点検を行い、工具で増し締めをしましょう。
![サギサカ ヘルメット](https://www.arukamo2.com/wp-content/uploads/2021/08/26709763222995d6b2b0afc510a757c5-1024x538.jpg)
![](https://www.arukamo2.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
値段も手頃で、SG基準に適合しています。
サイズ調整も簡単にできるので、おすすめです。
ペダルを取り付けてみて
取扱説明書と、組み立てサポート動画を確認してから作業をはじめました。
少しとまどった箇所もありましたが、問題なく取り付けることができ、ホッとしています。
作業中に娘が帰ってきたので、途中から一緒に取り付けをしました。
一人で作業したほうが確実に早いのですが、一緒に作業したことで愛着を深めたようで良かったです。
ペダルがついてからは「自転車!自転車!」といって喜んでいました。
早く乗ってみたいと待ちきれない様子。
練習で大変な部分もありましたが、無事に自転車に乗れるようになりました。
ここまで飽きたり、投げ出したりせずよく頑張ったと思います。
まさか、こんなに早く乗れるようになるとは思っていませんでした。
自分自身が自転車に乗れるようになったのは、もっと大きくなってからだったと記憶しています。
その頃の自転車の練習といえばとても大変で、あまり楽しい思い出ではなかったように思います。
娘が大人になり、初めて自転車に乗れた日のことを思い出すときは、「楽しかった」と思い出してくれたら嬉しいです。
必ず、広く安全な場所でヘルメットやプロテクターを装着し、保護者同伴で練習しましょう。